秘密のお姫様【完】
そんな事があって今の逸輝との勉強会に至るのです。
何気なく時計をみるともう6時になるところだった。
………もうそんなに時間が経つの⁇
今日も自分の勉強が全然出来なかったな。
逸輝と勉強会をしてる最近は自分の勉強というものを全くしてない。
と、言うよりは出来ないの方が正解かもしれない。
逸輝は2位をとっただけあって飲み込みが早いのですぐに解けるようになるの。
だから、すぐに違うところを聞いてくる。
そんな訳であんまり自分の勉強というモノが出来てないのです。
「………流石に今日はもう帰るか」
「うん、そうだね」
流石にもう夏で日が伸びたからと言っても学校が閉まってしまうので帰る事に。
逸輝は必ずあたしを家まで送ってくれる。
すぐにあたしの家に着いちゃうんだけど。
そこで逸輝と別れるとあたしは家には入らないで庭に止まっている車に乗り込む。
……そう、これから仕事なんです。