秘密のお姫様【完】
1人静かに闘志を燃やしていると。
「「る、瑠奈が本気になった………」」
なんて言って莉麻と美那が驚いていた事に気が付かなかった。
「と、とりあえず。お昼食べようか‼」
「今日はもう時間が無いしココで食べよ」
「……あ、そうだね。ってあたし今日この後早退しなきゃ」
「………また更に忙しそうだよね最近」
「あはは、もう少しで夏休みですからね」
「だから、寝てるのよねー……瑠奈ったら学校来ても寝てるだけじゃない最近」
「しょうがないよ、稼ぎ時なんだから‼」
……なんて小声で話しつつお昼を食べる。
「まあ、今日もあたし達が逸輝くんには上手く誤魔化しておくから」
「………本当に助かります」
「……ちょっと最近は誤魔化しきれなくなってきたけど、あと少しだから頑張るよ」
「今度のツアー、良い席を2人に用意するからそれで許して⁇」
「「ホントに⁉それならもう、あたし達に任せておいて‼」」