秘密のお姫様【完】
そして、会場へと向かった。
会場は沢山の人がいて少し驚く。
だって、学生の人が沢山居るんだもの。
今日は平日なんだけどな〜………。
来てくれたお客さんとファンの方は学生の子が大半だと思う。
パッと見た感じだけど。
みなさん学校はどうしたんですかね?
そんな事を考えつつ質問や曲について話して、やっと歌う事になる。
「それでは、Lunaさんに歌って頂きましょう‼」
司会の方のその一言で曲が流れ始める。
ーー♪〜♪♪〜♪………。
ライトが眩しくてあんまりよく分からないけど。
見える範囲で1人ずつファンの子達を見ながら歌う。
楽しんでくれてるかな⁇少しでも何か伝わってるかな⁇
…………その子の力に少しでもなれてるかな⁇
楽しんでくれると良いな。
ほんの少しでも何か伝われば良い。
チカラになれれば良いなと思いながら、願いながらあたしは歌う。