秘密のお姫様【完】
職員室に行くと、担任のところへ。
「先生、遅くなってすみません。成宮来ました」
「おお、やっと着いたか‼」
「はい、予定よりも遅くなりましたけど」
「それはそれだ。あ、もう行っていいぞ」
先生に礼をして職員室から出る。
「失礼しました」
………ふぅ、相変わらず適当な担任だなまったく。
「………さて、のんびりと教室にでも………」
ーーーキーンコーンカーンコーン。
………え⁇
「………そ、空耳だよね〜……」
ケータイを恐る恐る開き時間を見ると。
13:45と、表示されている。
「う、嘘でしょ⁇ご、5時間目が始まったなんて……」
いくらケータイをみても時間は変わらないしどんどん過ぎていくだけ。
………はあ。しょうがないどっかで時間潰さないと。
お弁当も食べて居ないあたしはもう、ヘロヘロなのです。
先生に見つからなくて、人が居なくて、滅多なことがない限り人が来ないところ。
そこを探して校舎を上がる事にした。