秘密のお姫様【完】



そして見つけた場所は。





「………風が気持ち良いな〜」




………屋上だった。





屋上の日陰の所に座ってお弁当を広げる。





「………1人って久々かも」




いつもは莉麻達が居たから、1人でなんて食べなかった。





「いただきまーす」




授業は始まってるしでもう、諦めたあたしはのんびりお昼を食べる。





………もう今日は授業受けなくて良いや。





あとで莉麻達には連絡しとこう。





お昼を食べて、休んでた分の範囲を勉強する。





「………んー、ココがこーなるからこうなの⁇」




「………え、こーなるからじゃなくてコレなの⁉」




「………えーっと、んー……わかんない」




「へー、こうなんだ‼なるほどね〜」




1人で勉強してたらなんだか眠くなって来ちゃった。





「………ふぁぁ、少しだけ寝ようかな⁇」




昨日までのところは大体分かったし。





「………ちょっとだけ、おやすみなさい」




あたしはそう呟いて、意識を手放した。




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