秘密のお姫様【完】
☆勘違い☆
ーーーチャララッチャチャッ!!!
ケータイが鳴った事であたしは起きる。
「………ふわぁぁ。も、もしも『もしもしじゃないわよこの馬鹿ルナ!!!』」
寝ぼけて画面を確認せずに電話に出たあたし。
欠伸をしながらあたしは話そうとしたら途中で遮られて電話の相手に怒鳴られた。
思わずケータイを耳から遠ざける。
そして画面を確認すると、怒鳴ってきた電話の相手が莉麻なのがやっと分かった。
「………なんでそんなに怒ってるの莉麻」
あたしには全く心当たりが無いので聞いてみると。
『瑠奈、どこに居るのよ‼帰りのSHRまで終わってるのよコッチは!!!』
「え、そうなの?だからこんなに空が綺麗な夕焼けなんだね〜」
結構寝て居たようで少しかったるい身体をほぐしながら空を見上げる。
『だから何処なのよ‼学校には居るの⁈』