秘密のお姫様【完】



「「いや、なんでもない」」




そう言ってあたしから視線をそらす2人。





何かあたしについてたのかな⁇





「「……(あの日本史が流し読みでイケる瑠奈って)」」




なんて思われて見られてたなんてあたしは気づかなかった。





昼休みが終わり、教室に戻るとSHR。





「明日からテストだから最後の悪あがき頑張れよ〜」




先生がそんな事を言って良いのでしょうかね⁇





「徹夜は程々にな〜」




最後に先生はあたし達のやる気を削るような気の抜けた口調で言うと。





「挨拶は無しで良いぞ〜頑張れよ〜」




教室から出て行った。





テストの前日は午前中だけ授業で早く帰れるのです。





だから、お昼休みにお弁当を食べて今日は終わりなの。





………SHRはいつにもましてダラダラだったけど。





「さてと‼お家に帰りますか」




「あれ?逸輝くんと帰らないの⁇」




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