秘密のお姫様【完】
莉麻と美那が聞いてくるけど。
「……さあて、どうでしょう⁇」
クスクス笑いながらはぐらかしておいた。
「えー、教えてよ〜!」
「あんな事いった割に自信ないわけ⁇」
莉麻が煽ってくるけど。
「……どうだろうね〜⁇」
煽ったって無駄ですよ莉麻ちゃん。
「ちょっと瑠奈〜‼︎」
「……ふふ、内緒」
何にもいいませーん。
ただまあ、やるだけのことはやったから。
後は結果を待つだけだから。
「瑠奈ー」
ナイスタイミングで来た逸輝さん。
「じゃ、帰るね〜」
あたしは鞄を持って教室を出る。
「ちょっと瑠奈っ!!!」
「ふふふ〜、じゃあね〜♪」
ひらりと手を振って逸輝のとこに行く。