秘密のお姫様【完】



「……瑠奈、一体何処から居たの⁇」




「……へ⁇うーん…っと。『まだ来ないのよ』って莉麻が言った所からかな⁇」




美那にそう言うと何故か呆れられてしまった。





「………それってほとんど始めから居たって事ね」




「最初はそこの角でいつ声掛けようか見てたんだけどね」




「………全くあんたって子は」




莉麻はやれやれと首を振っていて。





「ま、瑠奈が元気になってよかったね‼︎」




美那がニコニコ笑っていて。





「……ご心配をおかけしました」




みんなにそう言って頭を下げる。





顔を上げると同時になるチャイム。





「あら、鳴っちゃったわね予鈴」




「じゃ、教室戻ろー⁇」




莉麻と美那に言われて頷く。





「そうだね〜‼︎」




まだ教室寄ってないからこのままだと来てないことになっちゃう。





「じゃ、3人ともバイバイ〜」




ヒラリと手を振って逸輝達と別れる。





「………あ、おいっ⁉︎」




なーんか逸輝さんが声を上げてたような気がするけどしーらない。





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