秘密のお姫様【完】
………やっぱり見えない。
「見えないー!なんであたしこんなにチビなの......?」
「瑠奈は小さくていいのー‼あんたはそのままの方が可愛いんだから‼」
にっこり微笑んであたしの頭をポンポンと叩くと。
「ほら、行くよ‼」
あたしの事をクラスへと連れて行ってくれた。
莉麻へついていくと着いたクラスは1-5。
「莉麻、あたし達のクラスはここ?」
「そうよ。」
そう言うと、扉を開けてクラスの中へと入っていった。
「あっ、ちょっと莉麻‼」
莉麻の後を追いかけて教室に入って前を見ると、黒板には席が書かれていた。
黒板を頼りに自分の席を探すと、窓際の列の1番後ろの席。
「やった、1番いい席だ♪」
自分の席に荷物を置いて莉麻の席に行く。