秘密のお姫様【完】
お姉ちゃん達から解放されたあたしは、2人から逃げようとした。
「うふふ、瑠奈どこに行くつもり⁇」
「隼人も支度終わった頃だし、このまま皆で学校に行きましょ‼」
お姉ちゃん達にあたしは腕をしっかりと掴まれていて、抵抗も出来なかった。
3人で玄関に行くと、お兄ちゃんとメイドさん達がいた。
「遅えぞ、璃菜……って、は⁉」
お兄ちゃんは莉麻とお姉ちゃんに連れて来られているあたしをみて固まった。
「遅くなってゴメーン‼どう⁇可愛いでしょ瑠奈♪」
「お久しぶりです♪隼人さん‼瑠奈の支度を璃菜さんとしてたんです♡」
そう言う2人を見てあたしはもう諦めるしかなかった。
「「「瑠奈様、璃菜様、隼人様、莉麻様、いってらっしゃいませ」」」