恋を始めたのんちゃんは。
「そっからかな、小山のこと好きになったの」


「へぇーめっちゃ青春じゃん」


話を聞き終わったみなみは羨ましそうに言った。


「だから、話すきっかけを作ってくれた日夏って人は神様なのっ!」


「ふふっなにそれっ」


「だってぇー。…あたしね、小山のこと好きになってから、学校すっごく楽しいんだ」



「…いいなぁ。あたしもそんな恋してみたい」


みなみは校庭が見える窓を見つめながら悲しそうにそう言った…。
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