ブルースター~過去の罪~
バスッ!!

『!?』

突如、スクールバックが飛んで来た。
バックは死神の頭に直撃し、手の力が緩んだと思ったらーーー


『ぐう…!』


死神が消えた。直後、金色が目に入った。
死神が離れた事で解放され、床に倒れる。


茫然とした意識の中、なんとか体を動かす。


先には、引き離されただろう死神と、私に背を向ける金色の髪。


「…無事だな。」


その人は一瞬だけ私に目を向けて、再び死神に向き合う。


その紫色の目に、何故か安心して意識を手放した…。





(???side)


(気を失ったか…。)


死んではいない。それを確認して、目の前の死神を睨み付ける。


死神はゴルフクラブで俺に襲いかかる。
が、俺は難なく手で受け止める。


『くっ…!』


死神が振り払おうとするが、震えるだけで動かない。離す訳ない。


バキャ!!


『…!!』

そのまま、先端を握り潰し使えなくする。
死神がゴルフクラブから手を離し、後ざずる。


『貴様…、








紅 零……!!』



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