【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜
「大和くん、ごめんなさい。ちゃんと説明するから……。

でも、でもね?ひろくんと、さっちゃんには言わないで…お願いします‼︎‼︎」


私は精一杯頭を下げた。


あの二人には…ううん。本当は大和くんにさえ知られたくなかった。


こんな事がばれたら……ここにはいられなくなる。


そんなの…嫌だよ…。


「わかった。ちゃんと説明しろよ?

それよりお前元気にしてたのか?

ちゃんと飯食ってんのかよ。前より大分痩せてる。」


そう言って大和くんは私の頬を撫でた。

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