【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜

蓮司side

一週間ほど前。


家に帰って早々、俺の親父翼に呼ばれた。


「何だよ?」


「お。お帰り蓮司」


翼はソファーに座って携帯ゲームをしていた。


由美はその隣で…寝てやがる。


「話あんだろ?さっさと話せよ」


「まぁ、落ち着け。お前に近況話さねぇとと思ってな?」


「近況?組のか?」


俺が眉を顰めると、翼は真剣な顔付きに変わった。

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