【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜
でも、必ず…私の涙が止まる出来事が起こるんだ。


ーーー中学生の頃。


クラスの皆から省かれていた。


皆と普通に話したり遊んだりしたかったのに私にはそれが叶わなかった。


それでも、さっちゃんひろくん達にだけは元気なところを見せたくて明るく振舞ってた。


友達もたくさんいると嘘をつき、友達と遊びに行く振りをして一人で買い物に行ったり。


それが辛くて辛くて…私はまたこっそり隠れて泣いていた。


誰にも見つからない様に隠れて。


それでも…また私の涙が止まるんだ。


必ずって言っていいほど…………………





ひろくんが私を見つけてくれるから。
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