【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜

戻ってこい

「みーつけた。みーれい。」


昔と何も変わらないひろくんが私の名前を呼んだ。


「またっ………見つけられちゃったっ」


すると、


「どこにいたんだよ‼︎今まで……」


ひろくんがぎゅっーと抱きしめてくれた。


「美怜っ………‼︎美怜…どうして…急にいなくなったりしたのよ!」


さっちゃんが駆け寄り泣きながら抱きしめてくれた。


「ごめんっ………ごめんなさい。

ひろくん、さっちゃん」


「でも…なんでこんな所にいるんだ…?

…まさか…翼てめぇ!」


ひろくんは急につーくんの胸元を掴み始めた。


「弘さん!」

「親父っ!」

「弘やめて‼︎」

「ひろくん…違うのやめて!」

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