【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜
ーーぐいっ


「やっ…!」


誰かに腕を引っ張られ、口を後ろから抑えられて建物の陰に連れて行かれた。


「しっ…。このまま聞いてください。

あなたをどうこうするつもりはありません。

ただ、あなたに忠告をしに来たのです。」


忠告……?男はそのまま話続けた。


「あなたの行動は最近、目に余るものばかりです。

知らないとでも思いましたか?

あなたの全てを…私達は知っているんです。

失いたくはないでしょう?

………片桐…蓮司。でしたっけ?

美怜様の恋人でしたよね…。」


っ…?!
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