【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜
「美怜こっち」


そう言った蓮は自分の足と足の間に座るよう催促した。


私は蓮にすっぽり収まりながら寄りかかった。


心地いい。蓮の暖かさとか匂いって凄く好き♪


「美怜。何かあった?」


突然そんなことを聞いてくるからびっくりしすぎて振り返った。


「あっただろ。見てりゃわかんだよ。

空元気っつーか。コンビニに行ってる間に何かあったな?」


なんでこの人ってこうも鋭いんだろう。


少しのことですぐ気付いてくれる。


私のことちゃんと見てくれてる。


話そう。さっきあったこと。話さない方が心配かけてるんだよね?
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