【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜

「悪いな皆！忙しい時に急に呼び出して」


つーくんが始めに謝った。


「んなのいつものことだろ？翼はよ！」


と、見た目は厳ついがとても面白い大河のお父さん遊河-ユウガ-さんが言った。


「で？今日はお前の話じゃなさそうだが？」


落ち着いてて優しそうな朝陽のお父さん、日向-ヒナタ-さんは私をちらっと見た。


「さすが日向！分かってんじゃねーか」


「そりゃあ誰だって分かるよ。いつもはいない女の子がいるし？」


またもちらっと私を見た、響くんのお父さんの京介-キョウスケ-さん。