【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜
「あの、若!着きましたけど…」


今日、運転してくれた組の人が控えめに言った。


「…ちっ。降りろ美怜」


「うん!今日はありがと!」


そう言って車から降りると何故か蓮も降りてきた。


「蓮?どうしたの?」


「玄関まで送る」


そして二人でエレベーターに乗り最上階までのボタンを押した。


蓮とまだ一緒にいたいという気持ちが強くてエレベーターがいつもより早く感じる。

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