【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜

さようなら

それからみんなのところに戻り休んだ理由を話した。


皆には風邪を拗らせたと言っておいた。


最後になるかもしれない学校を今日は堪能した。


クラスの皆ともたくさん話した。


ありがとう皆。


初めはこのクラスなんか大っ嫌いって思ってたけど…


皆私の中身を見てくれた。


このクラスで本当良かった。


そしてあっという間に放課後。


莉央と玄関に向かい蓮たちの元へ急いだ。


「蓮!」


「おっせーよ!美怜〜」


私、蓮のこと呼んだのに‼︎


修が文句を言ってくる。


「修なんか呼んでません〜!」


「んだと〜?!待ってた奴にその言い草はなんだ?!」


私は舌をべーっと出して逃げた。


「あ!待てごらぁぁあ!」


修が後ろから追いかけて来るから必死に車まで逃げる。

< 260 / 438 >

この作品をシェア

pagetop