【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜
「美怜。こっち来い」
彼が私を呼ぶ。
彼と言っても蓮じゃない。
斗真だ。
斗真に従ってただただ彼の言うことを聞く。
「お前、ここに来てから随分大人しいな。
なんか企んでんのか?」
「企む気なんかおきない。
ただ、あなたの指示に従ってるだけよ。」
斗真を見ずにそう言った。
「ふっ……それじゃあつまんねぇんだよなぁ?
俺はお前が怯える顔が見たいんだよ。
助けてって泣き叫ぶ様が見てぇんだよ。
今のお前は薄汚れた人形だ」
彼が私を呼ぶ。
彼と言っても蓮じゃない。
斗真だ。
斗真に従ってただただ彼の言うことを聞く。
「お前、ここに来てから随分大人しいな。
なんか企んでんのか?」
「企む気なんかおきない。
ただ、あなたの指示に従ってるだけよ。」
斗真を見ずにそう言った。
「ふっ……それじゃあつまんねぇんだよなぁ?
俺はお前が怯える顔が見たいんだよ。
助けてって泣き叫ぶ様が見てぇんだよ。
今のお前は薄汚れた人形だ」