【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜
「ねぇ斗真…私は、あなたがあいつらと同じ様な人間には見えない。


何か隠してるんじゃないの?


私を叩いたのも、首絞めたのも本気だった…?


私が軽蔑するような事わざとしてる…?


本当のことが…知りたいの。


あなたが神田組のことで苦しんでるのなら助けたい。」


斗真は私をじっと見た後俯いた。


「俺は…俺は……お前がここで過ごしてきた日々を知ってるんだ。


お前がされてきたことも知ってる。


でも俺はただ黙って見てるしか…できなかった…っ!」


斗真は悲しそうな目で私を見てその続きを話し始めた。

< 282 / 438 >

この作品をシェア

pagetop