【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜
ーコンコン。


突然扉がノックされた。


私が返事をする前にその扉は開き、


「よ。」


秋人が入ってきた。


「何か用?」


秋人の方は見ずに聞くと、


「冷たいなぁ〜。

気晴らしに買い物連れてけって、神田さんが言ってんだよ。

来るよな?」


まるで強制するように言う彼にため息が出た。


「わかった。支度するから出てって。」


「はいはい。早くしてよね」


一言言い残し私の部屋から出て行った。

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