【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜
「あ、俺ちょっと用足してくるからさ。
適当にどっかに居てよ。
ちゃんと携帯は出てよね。
………それと。逃げ出すなんて考えないことだね。」
そう言って秋人はどっかに行ってしまった。
逃げ出すならもうとっくにやってるっつーの。
どうせあの人は私が逃げ出したところで探すに決まってるし。
もうほとんど回ったしなぁ…
特に何もすることがなくなってしまった私は適当にブラブラし始めた。
私は気づかなかった。
人の気配に。
ただただぼーっとしていたから。
気づくのが遅かった。
誰かに腕を引っ張られていたことに。
適当にどっかに居てよ。
ちゃんと携帯は出てよね。
………それと。逃げ出すなんて考えないことだね。」
そう言って秋人はどっかに行ってしまった。
逃げ出すならもうとっくにやってるっつーの。
どうせあの人は私が逃げ出したところで探すに決まってるし。
もうほとんど回ったしなぁ…
特に何もすることがなくなってしまった私は適当にブラブラし始めた。
私は気づかなかった。
人の気配に。
ただただぼーっとしていたから。
気づくのが遅かった。
誰かに腕を引っ張られていたことに。