【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜
「意味わかんないよ…私、裏切ったんだからね?!
蓮のことも狼王のことも。
どうして平気でいられるの?
おかしいよ!……変だよ蓮…!」
後ろの蓮の方に振り返った。
すると蓮は、フッと笑って
「ばーか。下手くそ。
お前の嘘なんて、お前が狼王から出て行った時から分かってんだよ。
そんな目一杯に涙溜めて。
何が裏切っただよ。
お前は守ったんだろ?俺たちを。
傷つけたくなくて、一人で闘おうとしたんだろ?
何で言わねんだよ。
そんなに信じられねぇか?俺たちを。
ただ一言言えばいんだよ。
助けてって。」
蓮は私から目を逸らすことなく言った。
蓮のことも狼王のことも。
どうして平気でいられるの?
おかしいよ!……変だよ蓮…!」
後ろの蓮の方に振り返った。
すると蓮は、フッと笑って
「ばーか。下手くそ。
お前の嘘なんて、お前が狼王から出て行った時から分かってんだよ。
そんな目一杯に涙溜めて。
何が裏切っただよ。
お前は守ったんだろ?俺たちを。
傷つけたくなくて、一人で闘おうとしたんだろ?
何で言わねんだよ。
そんなに信じられねぇか?俺たちを。
ただ一言言えばいんだよ。
助けてって。」
蓮は私から目を逸らすことなく言った。