【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜
「うん。ごめん皆。

来てくれてありがとう。

行こう。あの人の元へ」


私は皆に囲まれながらあの人の部屋へ向かった。


途中、たくさん襲い掛かって来たけど皆が倒した。


「ここ。怜さんの部屋。

行くよ、皆」


皆を見渡し頷いたのを確認して扉を開けた。


扉を開けるとそこに居たのは怜さん。


と、その影にもう一人いた。


…女の人……?


暗くてよく見えない私は目を細めた。


その女の人の顔が見えた瞬間言葉を失った。


だって………そこに居たのは……









ママだったから。
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