【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜
「えと、私達はまだ一年学校に居るからね!

気軽に声かけて…ください!

私は…最初…皆に認めてもらえたことが凄く嬉しかった。

ここが私の居場所なんだって思ったら嬉しくて嬉しくて。

狼王の姫らしくいられたかって聞かれると頷けないけど。

皆が私を守ってくれて。

それに甘えてばっかで。

申し訳ないって思ってる。

色々あって…皆をがっかりさせて。

それでも私をまた受け入れてくれて。

なんて温かい人達なんだろうって思った。

この場所で皆に巡り会えたこと…後悔なんてしてない。

寧ろ奇跡だって思ってる。

皆と楽しい思い出が出来て私の一生の宝物です。

私は高校卒業して大学行って、葉佑が言ったとおり…片桐グループの社長として頑張ります。

皆の事応援してるから。

ありがとうございました!」


美怜。ここに来てくれてありがとな。


辛い思いをいっぱいさせちまったけど…


お前が姫だったこと…俺は誇りに思う。
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