【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜
そのまま私はドンっと押され、倒れてしまった。


痛っ…。…情けなっ…自分。


周りからはクスクスと笑い声が聞こえた。


いい気味などチラチラこちらを見ていた。


泣きそうになったのを我慢して唇を噛み締め立ち上がろうとしたその時…


「おい、てめぇ。人の女に何してんだよ?」


蓮が私を押した女の子を凄い目つきで睨んだ。


女の子は、


「えっ?!彼女だったんだ…」


凄く残念そうにしていた。
< 41 / 438 >

この作品をシェア

pagetop