【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜
「今度やったら、殺す」


低い声で唸り私の元へ来るとしゃがみ込んだ。


そして私の頬に手をやり、


「大丈夫か?怪我してないか?」


と、声を掛けてきた。


居ても立ってもいられず、


「…っ…蓮!!」


人前で抱きつく。


そんな私を離す事もせず蓮は


「心配した」


一言だけそう言った。
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