【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜
扉が開いた瞬間、大きな拍手と共に音楽が流れる。


私とひろくんはそれに合わせて一歩…また一歩と進む。


周りにはたくさんの人。


翼翔会のメンバーや狼王、狐王、猪王、黒龍のメンバーまでいた。


そして高校のクラスの皆や大学の友人たちまで。


もちろんママと怜矢も。


ママと怜矢の隣で私は一瞬見えた気がしたんだ。


……パパが。


"美怜…幸せになって…"


そう言われたようだった。


うんっ……絶対なる。


来てくれてありがとうパパ…。

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