【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜
「蓮くん。光翔泣いた」


怜矢が光翔を連れてきた。


「あ〜?皆群がるからだろーが!

ほら、光翔泣くな」


蓮が光翔をあやす。


皆てんでんにごめんね光翔〜!なんて言ってる。


「ふふっ」


「何笑ってんの?ねーさん」


怜矢は私をねーさんと呼ぶようになった。


「ん?なんか可笑しいなぁって。

小さい頃の怜矢見てるみたいで!」


「何それ」


なんて言いながら怜矢はクスッと笑っていた。
< 433 / 438 >

この作品をシェア

pagetop