【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜
「やっぱり…寝過ぎておかしくなったな。

あのな、美玲。ここは俺んちでもあるから。」


「そうなの!あの人の…って…え?!

蓮のうち?!じ、じゃあ…

もしかしてその人って……蓮の…お兄さん?」


私は今まで黙っていた男の人を見た。


するとそれに気づいた男の人…蓮のお兄さんと思われる人は、


「そ♪俺が蓮のお兄ちゃんの翼だよ♪」


またにこっと笑いながら言った。


「おい、翼。気持ち悪りぃこと言ってんなよ。

美玲、俺兄貴とかいねぇから。

こいつは俺の親父だ。」


ふ〜ん♪やっぱり蓮のお兄さ………ん?


今なんて言った?
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