【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜

暖かい食事

「美玲。起きろ美玲。」


「ん〜…もう朝〜?」


「朝じゃねぇよ。夜だっつーの」


そう言って蓮はデコピンしてきた。


「いたっ…そうだった夜だった〜…って!

もう夜なの?!」


「あぁ。つーか、飯だ飯。

皆待ってっから行くぞ。」


え…飯…?


「わ、私も一緒に食べていいの?」


「あ?良いに決まってんだろ。

つーか、由美が連れて来いうっせぇから。」


寝起きの私の手を引っ張りながら歩く蓮。
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