神様修行はじめます! 其の三
彼も被害者なんだよ。
事情を知れば、お岩さん達ならきっと分かってくれる。
「でもセバスチャンさんも良く気がついたよね」
「あやつも、薄っすらと疑いを持つ程度じゃったようじゃが」
「防御壁の小瓶を凍雨君が出した時点で、疑問が濃厚になったらしい」
「あぁ、シェルターの二色の小瓶?」
「あれは宝物庫には置かれていないんだよ。しかも限られた人物しか手に入れられない」
「どうもおかしい。じゃが確信は無い。自分は里を守らねばならぬし岩から離れられぬ、と・・・」
「セバスチャンから文が届いたんだ」
文? 手紙?
あの時セバスチャンさんに手紙書く時間なんか無かったはずだけど?
「里の民の代筆での。伝書亀が運んできた」
・・・・・。
あ、そういえば。
地下洞窟で二手に分かれる直前、セバスチャンさんがおじさん達と何かしゃべってた。
ひょっとしてあの時?
・・・はあぁぁ~~そっかなるほどなるほど!
いやもう、セバスチャンさんてホンット抜け目ない人だなあ!!
すごいよまったく!
「でも良く間に合ったね。手紙」
「権田原で最速を誇る伝書亀、アレクサンドロヴィチ3世が全速力で飛んできたわい」
・・・・・はい?
・・・アレ・・・なんだって??
「アレクサンドロヴィチ3世じゃ」
「岩さんが可愛がっている伝書亀だよ。門川の伝書亀とつがいなんだ」
「つがい? あ、あぁ結婚してんの? その亀」
「自分の妻が心配じゃったのじゃろう。いやはや凄まじい形相でぶっ飛んできおったわい」
はぁ・・・夫婦共働きの亀か。
すごいね。いまどきの亀も。
事情を知れば、お岩さん達ならきっと分かってくれる。
「でもセバスチャンさんも良く気がついたよね」
「あやつも、薄っすらと疑いを持つ程度じゃったようじゃが」
「防御壁の小瓶を凍雨君が出した時点で、疑問が濃厚になったらしい」
「あぁ、シェルターの二色の小瓶?」
「あれは宝物庫には置かれていないんだよ。しかも限られた人物しか手に入れられない」
「どうもおかしい。じゃが確信は無い。自分は里を守らねばならぬし岩から離れられぬ、と・・・」
「セバスチャンから文が届いたんだ」
文? 手紙?
あの時セバスチャンさんに手紙書く時間なんか無かったはずだけど?
「里の民の代筆での。伝書亀が運んできた」
・・・・・。
あ、そういえば。
地下洞窟で二手に分かれる直前、セバスチャンさんがおじさん達と何かしゃべってた。
ひょっとしてあの時?
・・・はあぁぁ~~そっかなるほどなるほど!
いやもう、セバスチャンさんてホンット抜け目ない人だなあ!!
すごいよまったく!
「でも良く間に合ったね。手紙」
「権田原で最速を誇る伝書亀、アレクサンドロヴィチ3世が全速力で飛んできたわい」
・・・・・はい?
・・・アレ・・・なんだって??
「アレクサンドロヴィチ3世じゃ」
「岩さんが可愛がっている伝書亀だよ。門川の伝書亀とつがいなんだ」
「つがい? あ、あぁ結婚してんの? その亀」
「自分の妻が心配じゃったのじゃろう。いやはや凄まじい形相でぶっ飛んできおったわい」
はぁ・・・夫婦共働きの亀か。
すごいね。いまどきの亀も。