神様修行はじめます! 其の三
「しかもこの鬼のせいで、門川の敷地内に鬼が入り込んだ事があるのですって?」
「それは・・・!」
それは奥方の計略だったんだよっ。
しま子をダシにして、鬼達を術で呼び寄せたんだ。
「しま子のせいじゃない!」
「その証拠は?」
「しょ、証拠?」
「この鬼に何ひとつ原因は無かったの? 断言できるの?」
証拠は・・・どこにも、無い。
それにしま子が他の鬼達と敵対してるのは、確かに事実ではある。
「この鬼は危険だわ。この鬼を狙ってまた鬼達が現れるかもしれない」
「そ、そんなこと・・・」
「ないと言い切れないでしょう? 当主様からその鬼を引き離すべきだと上層部は考えているわ」
うぐううぅぅ~~。
なにさ、あの戦いを無かった事にしてるクセに!
都合の良い部分だけはしっかり記録してるのね!
ボケたふりして昔の事をいつまでも責め続ける意地悪ババアみたい!
あたしも絹糸もしま子も今、弱い立場なんだ。
とにかく上層部は、門川君からあたし達を引き離したがっている。
身ぐるみはいで、彼を無防備にするつもりだ。
そして今のうちに、当主を自分達の好きなように操れるお人形に仕立て上げるつもりなんだ。
「それは・・・!」
それは奥方の計略だったんだよっ。
しま子をダシにして、鬼達を術で呼び寄せたんだ。
「しま子のせいじゃない!」
「その証拠は?」
「しょ、証拠?」
「この鬼に何ひとつ原因は無かったの? 断言できるの?」
証拠は・・・どこにも、無い。
それにしま子が他の鬼達と敵対してるのは、確かに事実ではある。
「この鬼は危険だわ。この鬼を狙ってまた鬼達が現れるかもしれない」
「そ、そんなこと・・・」
「ないと言い切れないでしょう? 当主様からその鬼を引き離すべきだと上層部は考えているわ」
うぐううぅぅ~~。
なにさ、あの戦いを無かった事にしてるクセに!
都合の良い部分だけはしっかり記録してるのね!
ボケたふりして昔の事をいつまでも責め続ける意地悪ババアみたい!
あたしも絹糸もしま子も今、弱い立場なんだ。
とにかく上層部は、門川君からあたし達を引き離したがっている。
身ぐるみはいで、彼を無防備にするつもりだ。
そして今のうちに、当主を自分達の好きなように操れるお人形に仕立て上げるつもりなんだ。