神様修行はじめます! 其の三
えっ!?
あたしは周囲を見渡して警戒した。
どこ!? どこにいるの!?
「小娘、前を見よ」
言われた通りに見ると、はるか前方に何か、黒い点々みたいなのが。
固まって空を飛んでる? あれってカラスの群れ?
やだ、今日って可燃ゴミの日なの? あそこってゴミの収集場・・・・・
・・・・・・
じゃ、ない!
あそこは、端境一族の屋敷だ!
端境の広大な敷地の上空を、黒い鳥みたいな異形のモノが埋め尽くしているんだ。
なにあの尋常じゃない数。真っ黒な巨大な大雲に覆われてるみたい。
異常大量発生! 気色悪くて鳥肌が立つ~!
しかもあいつら、ただ飛んでるだけじゃない。
屋敷を襲って、片っ端から破壊行為の絶賛展開中じゃん!
「なんなのー!? あれ!」
「端境が異形のモノの大群に襲われておるようじゃの」
「だって端境って結界張れるんでしょ!?」
「事情は分からぬが、どうやら結界は機能しておらぬようじゃ」
ようじゃって・・・。
あれ、ちょっと凄すぎない? 集中砲火だよ。
結界が機能してないなら攻撃は空からだけじゃないはずだ。
じゃあ今頃、敷地内は一体どうなってるの?
「あまり想像したくないのぉ・・・」
「別に想像する必要は無い。どうせすぐ目にする事になる」
門川君の冷静沈着な言葉に、絹糸はやれやれと首を振る。
そ・・・そーでした。あたし達これからあそこに行かなきゃならないんでした。
うっわー。よりにもよって一番ヤバそーな状況下に。
行く? 行っちゃう?
正直言って、すんごく行きたくないんですけど。
雛型だけ呼び出して、屋敷から出てきてもらうわけにいかないかな~?
「いくわけないだろう」
「・・・だよね」
すんません。分かってたけどちょっと言ってみたかったんです。
あたしは周囲を見渡して警戒した。
どこ!? どこにいるの!?
「小娘、前を見よ」
言われた通りに見ると、はるか前方に何か、黒い点々みたいなのが。
固まって空を飛んでる? あれってカラスの群れ?
やだ、今日って可燃ゴミの日なの? あそこってゴミの収集場・・・・・
・・・・・・
じゃ、ない!
あそこは、端境一族の屋敷だ!
端境の広大な敷地の上空を、黒い鳥みたいな異形のモノが埋め尽くしているんだ。
なにあの尋常じゃない数。真っ黒な巨大な大雲に覆われてるみたい。
異常大量発生! 気色悪くて鳥肌が立つ~!
しかもあいつら、ただ飛んでるだけじゃない。
屋敷を襲って、片っ端から破壊行為の絶賛展開中じゃん!
「なんなのー!? あれ!」
「端境が異形のモノの大群に襲われておるようじゃの」
「だって端境って結界張れるんでしょ!?」
「事情は分からぬが、どうやら結界は機能しておらぬようじゃ」
ようじゃって・・・。
あれ、ちょっと凄すぎない? 集中砲火だよ。
結界が機能してないなら攻撃は空からだけじゃないはずだ。
じゃあ今頃、敷地内は一体どうなってるの?
「あまり想像したくないのぉ・・・」
「別に想像する必要は無い。どうせすぐ目にする事になる」
門川君の冷静沈着な言葉に、絹糸はやれやれと首を振る。
そ・・・そーでした。あたし達これからあそこに行かなきゃならないんでした。
うっわー。よりにもよって一番ヤバそーな状況下に。
行く? 行っちゃう?
正直言って、すんごく行きたくないんですけど。
雛型だけ呼び出して、屋敷から出てきてもらうわけにいかないかな~?
「いくわけないだろう」
「・・・だよね」
すんません。分かってたけどちょっと言ってみたかったんです。