神様修行はじめます! 其の三
季節はもう、冬。
正門前に立ちんぼするあたしの周囲は、見渡す限りの一面の銀世界。
白。白。白。
どこまでも、ま―――っ白。
降り積もった雪が何もかも覆い尽くし、ただ白一色。
晴れた空の透き通った青と、地の純粋な白。
二色の対比が、見事なまでに美しい。
日の光を浴びてキラキラ輝く雪原は、言葉にできない絶景だ。
ほんっとーに感動的なまでに、綺麗なんだけど・・・。
寒いのよ!! 極っっ限に寒い!!
容赦なく徹底的に寒い!!
んもう、鼻息すらもブワァッと真っ白に染まっちゃって。
あたしって鼻から煙吐いてる変な怪獣みたい。
この寒さの中、立ちっぱなしは心底ツライんだよぉ~。
女の子は体冷やしちゃダメなんだよ!?
「だからお願い。早くここ通してよおぉ~」
「「用の無いものは通させぬ」」
「だーかーらー! 何回おんなじ事言わせれば気が済むの!?」
あたしだってば、あたし。ほら、良く見て。
「あたしは天内 里緒だよ。門川 永久の護衛役の」
異形のモノと戦い、世界を守る神の末裔。
あたしは滅火の炎を操る、天内一族最後の生き残り。
そして・・・
全ての神の一族の頂点に立つ門川一族。
その当主である門川 永久の護衛役。
正門前に立ちんぼするあたしの周囲は、見渡す限りの一面の銀世界。
白。白。白。
どこまでも、ま―――っ白。
降り積もった雪が何もかも覆い尽くし、ただ白一色。
晴れた空の透き通った青と、地の純粋な白。
二色の対比が、見事なまでに美しい。
日の光を浴びてキラキラ輝く雪原は、言葉にできない絶景だ。
ほんっとーに感動的なまでに、綺麗なんだけど・・・。
寒いのよ!! 極っっ限に寒い!!
容赦なく徹底的に寒い!!
んもう、鼻息すらもブワァッと真っ白に染まっちゃって。
あたしって鼻から煙吐いてる変な怪獣みたい。
この寒さの中、立ちっぱなしは心底ツライんだよぉ~。
女の子は体冷やしちゃダメなんだよ!?
「だからお願い。早くここ通してよおぉ~」
「「用の無いものは通させぬ」」
「だーかーらー! 何回おんなじ事言わせれば気が済むの!?」
あたしだってば、あたし。ほら、良く見て。
「あたしは天内 里緒だよ。門川 永久の護衛役の」
異形のモノと戦い、世界を守る神の末裔。
あたしは滅火の炎を操る、天内一族最後の生き残り。
そして・・・
全ての神の一族の頂点に立つ門川一族。
その当主である門川 永久の護衛役。