恋、してもいいですか?
学校へ着くと一番最初に見たのは
明坂先生だった
先生はいろんな生徒に囲まれていた
私たちが登校したのが気づくと
周りにいた生徒から抜け出し
こっちにやってくる
「あ!おはよーございますせんせ!!」
優那が挨拶すると
「おう!!はよ!!それよりも登校大丈夫だったか??」
そう、私に言ってくる
「先生!!私は後で春香から全て聞き出すんで!!」
まるで、全部分かってるかのような口ぶりで先生と私に言ってきた
「あー......」
困ったようにつぶやく先生と
「フフン♪」
勝ち誇ったように笑う優那
「聞いても誰にも言うなよ!!菊池!!」
「はいはい、みんなに言えないことしてるってことですね!!」
「そう言ったら、なんか俺変なことしてるみたいなんだけど」
「え?実際そうなんですよね??」
そんな会話をしていると
学校の予鈴がなった
「ゆ、優那...早く入ろうよ!!」
「そうだね!!」
そう言って学校に入った