不幸の星の下に生まれし魔王
「わかったぁ」



魔王サマはのんびりした口調で承諾し、ふらりと立ち去ろうとした。




が、思い出したように僕の方を振り返った。




「あ。あのさ、桜雅さんは何の用って言ってた?

あと、何処に行けばいいのかな??」




ハア・・・

桜雅様の上司なのに桜雅様を「さん」付けで呼ぶなんて、微妙に情けないよねぇ。
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