闇夜の狂宴
ホステスに囲まれ上機嫌の客、指名を受け席を立つホスト、おしぼりを手渡すウェイター。

和気藹々としたフロアを、美人ママは微笑みながらも抜け目なく見渡していた。


そんな美人ママに、ウェイターの一人が近づいてきた。
美人ママの耳元に口を寄せ、ソッと囁く。



「来間【クルマ】様がお見えです」



美人ママは「アラ」と意外そうだったが、その顔はすぐに綻んだ。





華やかな一般フロアとは一転。

重厚なVIP.ルームに来間凱羅【クルマガイラ】はいた。

一級品のソファーに主人然と座り、悠々と煙草をくゆらせる。
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