ナンパ男との恋【番外編】
そんな日々を過ごす俺の前に
運命とは奇妙な形で
訪れた。

いつものように
健二とナンパに回ってる時、



「あれ・・・?」

「健二 どうかしたか?」

「いや、たぶん・・・
あのベンチのナンパ待ちの女
俺のいとこっぽいです」

「健二の・・?」

「あ、はい。あの髪の短い方」

「へぇ・・?まだ顔がガキだな・・」

「たしか、16か17か・・」

「じゃあ、あの雰囲気 
やばいんじゃねぇか?」

「あ~・・・
ちょうど 取り締まり
始めたみたいっスね」

「助けてやるか・・・」

「は・・?でも 
ポリだらけですよ?」

「健二のいとこだろ?
横に車つけろ」

「けど・・・
俺達まで捕まりませんか?」

「んな簡単に捕まるかよ。
堂々としときゃ怪しくねぇだろ?」

「あ、はい・・・」



あれで 春菜達
車に乗せたんだっけな・・


こういうガキなら
セックスも、キスも
義務なく 単純に楽しめるんじゃないかって

気まぐれで

彼女にしたのが

こうなるとはな・・・・

ほんっと

人生ってわかんねぇな・・


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