ナンパ男との恋【番外編】
そんな出来事から
一週間後の午後。

珍しく 私の携帯が鳴った。

輝樹と知り合ってからというもの
私の携帯は
数日に一度くらいの着信しかないおかげで
もう着信音とか
どんなのを設定してたかすら
分からなくなるほどだ。


画面を見ると・・・・


「もしもし?美香!?」

「あははは 春菜ってば
何 そんなテンション高いの?」


「いや、だって・・・・」


卒業してから
なかなか会う機会もなく
電話をする きっかけすらなくしてしまってたから
思わず テンションが上がってしまった・・


「元気してた?」

「うん、元気元気。
美香は?」


「おかげさまで
学生生活とバイトの日々を
満喫しておりますよ」


そういえば・・・・


「調理師専門学校だったっけ?」


「うん、学校行きながら
飲食店でバイトして
もう・・・遊びたい遊びたいっって
毎日叫んでる。ははは」


「そっかぁ・・・
大変なんだね~・・・」


「春菜ってば 何か
おばさん化してない?」


おばさん化って失礼な・・・・
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