ナンパ男との恋【番外編】
・・・そして土曜日。

残業だった輝樹は
わざわざ 私を送る為だけに
5時半に帰ってくると


着替えを済ませた私を見るなり


「春菜、ちょっと来て?」


そう呼ばれ

輝樹の横に座ると


「俺のヒザの上座って」


「え!?ひ、ひざって・・」


「俺の方向いて座れよ?」


いきなりの事に 
素直に座る事ができるはずもなく・・・


「ったく、世話のやける
お嬢さんだな」

そう言うと
私の体を軽々と持ち上げ
自分のひざの上に
向かい合うように座らせた。


ち、近い・・・・・


っていうか

さすがに・・・

こんな間近で向かい合うなんて事は
滅多にない事で

恥ずかしくて
目が合わせられないのだけど・・・



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