ナンパ男との恋【番外編】
「ねぇ、何で?」
「な・・・なんとなく・・・」
って言うしかないじゃないか・・・
「何歳?」
「6つ上・・・」
「結構上なんだ?
どういう人?」
そう聞きながら
私に飲み物を渡してくれるのだけど
これは 確実に
お酒というものであり・・・
「ほらほら、飲んで」
「あー・・私 飲めなくて・・」
「とか何とか言って
ほんとは飲んでんでしょー?
ほら、飲んで飲んで」
「でも・・・・」
「あっ、そのカクテルが嫌?
じゃー 私のと交換してあげる」
そう言って 他の子が
交換してくれたんだけど
私にとっては
お酒に変わりはない・・・。
美香の方を見ると
普通に ビール飲んでるし・・・
飲まないといけない状況になってしまってる私に 逃げ場もなく・・・
少しだけ口に含んだ。
「それ おいしいでしょ?」
「私のもおいしいよー、
ほら 飲んでみて」
他の子のカクテルまで
回ってきてしまい・・・
また口に含んだ・・・・。
「うん、おいしいね」
そう言うしかないし・・・・。