ナンパ男との恋【番外編】
「佐々木さん、佐々木さん
30分経ったよー」
「あ、うん。
ありがと・・・」
今起きたように
目をこすりながら
体を起こした。
寝たふりすんのも
すごく しんどかったけど
私の陰口を あんなに言ってたのに 普通に・・・・
普通の顔して起こすのも
すごいなぁ・・・なんて。
変なとこで感心してしまうのだけど。
「はい、佐々木さん」
そう言いながら
再び カクテルを渡された。
・・・はぁ。
飲みますよ、飲めばいいんでしょ。
とは言っても
1杯が限界です・・・
もう、無理・・・。
だって・・・
視界がグルグルなって
さっき陰口言われてたのなんて
どうでもよくなってるくらい
酔いが極限に回ってるから・・・