ナンパ男との恋【番外編】
「私の事だけ考えて死んでくれたら
私も・・・死ねるから・・」
「普通に 怖いこと言うな~
まぁ・・・そうか、ならいい」
そう言いながら 笑ってるけれど、
「輝樹は・・・?」
「ん?俺は・・・・
やっぱ、春菜と同じだな。
きれいごと言うなら
生きてくれるだけでいいとか言うんだろうけど
俺は そんな心広くもねぇし
春菜が 他の奴好きになるくらいなら 俺の事だけ好きなまま死んでほしいからな」
そんな事言われると・・・
「でも・・・」
「ん?何だ?」
「急に・・・・
死んだら許さないから・・」
輝樹が死ぬなんて
そんな事
考えるだけで
泣きそうになる。
「んな顔しなくても
簡単には死なねぇよ。」
そう優しそうに笑いながら
私のおでこを小突くと
「つー事で、ベッド行くか」
そのまま抱え上げられ
ベッドに放り投げられると
再び・・・・・
私の意識は遠のくほどの
快楽と、欲望と、独占欲に襲われ
せっかくの休日も
朝から グッタリと疲れ果ててしまうのですが・・・・
そういう休日が
すごく幸せでもあるという私は
たぶん、完全なる病気だ。