ナンパ男との恋【番外編】
「だから、現金でいいスかね?」


「え、えぇ・・それは・・・
大丈夫ですが・・・」



ヤバい。この
担当者の人の態度に

輝樹が
少し 不機嫌になってきてる。


「んで?」


「はい・・・?」


「現金の場合は
ここに持ってくればいいのか
口座に振り込むのか
どうすればいいのかって
普通 聞かれなくても
説明すんだろうが」


「は、はい!すいません。
しょ、少々お待ち下さい」


そう言って

奥の方へと
走って行った。


っていうか・・・・


「現金で払うの・・?」


「あぁ、面倒くせぇだろ」


たしかに それはそうかもしれないけど・・・


普通の一般家庭育ちの
普通の人生歩んできた私には


頭がついていかないんだけど。


たぶん、あの担当の人も

私と同じ状態のような気がする。

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