ナンパ男との恋【番外編】
「・・・なるほどね」
そう一言言うと、
「おー、あかりじゃん?
相変わらず 派手なツラしてんな?」
あかりさんの方へ
行ってしまい・・・
残された私と店員さんは・・・
「あの、すいません・・・」
「いえ・・・あの人って・・
久保さんの旦那さん?」
「はい・・・・」
「あの人って・・・
この人だよね?」
そう指差した先には
輝樹が表紙になって
たくさん並べられている。
「・・・・はい」
「そっか・・・
噂では 聞いてんだけど
ほんとに ここら辺に住んでたんだね。
これじゃ・・・勝ち目なしか」
「勝ち目って・・・?」
「ん?いや、何でもないよ。
じゃ・・・またね」
この前は・・・
ドキドキして どうしようもなかったけど・・・・
今は 全然
何ともない・・・。
この前のは一体 何だったんだろう。